目立ちたいのか、創りたいのか?
作品が優れていれば目立ち、目立ち続ければ輝きます。
しかし、創ることに集中するとなると、集中するために隠れる。という要素もまた重要になります。
こんな図式ほかにもみたことありませんか?
たとえば、アーティストとプロデューサーの違いとか。政治家は広告塔で、政策立案はそのブレインがやってるとか。漫画家でさえ、原作者と作画家ではそれに求められる能力がまるで異なります。
例えば、作品を創るためには必ず孤独と長時間、継続的に向き合いトレーニングを積む必要があります。が、知名度をあげるためには、名前と顔を人に売らなければなりません。これは外交的な努力であり、真の創造性と相反します。
目立ちたいのか、創りたいのか?
どこかを、選ばねばなりません。
むしろポジティブに捕らえるならば、目立つためには自分で創る必然はなく、創るためには必ず自分が目立つ必要はありません。
これの処理が曖昧だと、どこかでいつか萎んでしまいます。そしてそれはクリエイティブではなくなるのです。
クリアエティブであり続けるために、なにがしかが立ちはだかる問題でもあります。
- 作者: ちきりん
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