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俺の人格形成に影響を与えた物語2

というわけで、突然ですが『足幡の人格形成に影響を与えた物語BEST10選』というテーマで書きたいなとずっと思っていたその第二弾です。 現在カウントしてみたら13あったのでちょっと伸びるかもしれませんが…(;´Д`)。


それは『三年寝太郎(※まんが日本昔ばなし)』です。

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昔、昔あるところにいつも寝てばかりいる変な男が住んでいました。人から悪口を言われても、子供からからかわれても一向に気にしませんでした。
それでも子供のときは普通の男の子でした。ある日とつぜん眠り始めたのです。床から出てくるのは、どうしても我慢できなくなってお手洗いに行くときだけでした。戻ってくるとまた眠ってしまいました。
ところで村は干ばつで困っていました。神様に雨をお祈りしても無駄でした。そこでみんなは寝太郎が寝てばかりいて働かないから神様が怒ったのだと思いました。
みんはは寝太郎をこらしめてやろうとやって来ました。すると目を開け、床から起き上がると、あくびをしてぶつぶつ言いながら家を出ていきました。
山の上にゆっくりゆっくり登ると、寝太郎はぶつぶつ言いながら、大きな岩を押しはじめました。みんなはそれをみてこう思いました。
「あの岩を動かすのはとても無理だ。」
それでも寝太郎は一生懸命岩を押しつづけました。すると岩が揺れはじめ、とうとう谷に向かって転がっていきました。そしてもっと大きな岩にあたり、そしてもっともっと大きな岩にあたり転がっていきました。そして川の流れをせき止めました。川は流れを変えて畑に流れ始めました。
みんなは大喜びです。畑は田植えの水で一杯になりました。
寝太郎はいつも干ばつのことをかんがえ、その良い方法を考えていたのです。
寝太郎は家に帰るとまた眠ってしまいました。
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これを観た時は、もう子供と言っても10代のモノを考えられる様になってからでした。
これはですね、一重に頭脳労働の苛酷さを表現した物語です。

これ以来僕は、深く考える事を恐れなくなりました。だって寝太郎先輩という偉大な先人がいるからです。答えは必ずあります。ただ気付くエネルギーが膨大なのです。
十代の頃は頭が割れんばかりに考え続けました。

『脳は疲れない』なんてことをいう脳科学者がたまにいますが、それは間違っています。体外から接種出来る何十倍もの濃度の脳内麻薬物質を自ら分泌し長時間ジャブジャブと浴び続けて疲弊しない細胞など、ありはしないからです。

そして、短時間睡眠で働き続ける労働者ではなく、頭脳労働によって自分の身体で出来る以上の大きな仕事をして世の中の役に立ちたいなぁ。と決意するキッカケにもなりました。方向性がハッキリしましたね自分の中で。

だから僕は寝る事を恐れないのです!睡眠は悪徳などではありません! ぐぅ…。

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