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一休さんの児童ポルノ法案退治

 むかしむかし、一休さん(いっきゅうさん)と言う、ろりこんでたいそう評判の成人男性がおりました。
 ある日、一休さんのろりこんの評判を聞いて、警察庁の長官が署に一休さんを招き入れました。
「さっそくじゃが、そこにあるエロ漫画のヒロインが何歳か、鑑定してくれぬか。この本の読者が悪影響を受けて性犯罪ばかりするので、ほとほと困っておったのじゃ」
 もちろん、マンガに描かれた絵の女の子が児童性愛を助長するなんて、うそに決まっています。
 しかし、有名な絵描きが描いたのでしょうか、マンガに描かれた少女はとってもいやらしくて、今にも襲いかかってきそうでした。
「本当に、すごいロリですね。それでは、鑑定してごらんにいれます。なわを用意してください」
「おおっ、やってくれるか」
「はい。もちろんですとも」
 一休さんはそう言うと、ねじりはちまきをして腕まくりをしました。
 そして警察官が持ってきたなわを受け取ると、一休さんは長官さまに頼みました。
「それでは、少女をマンガから追い出して尋問してください。おまえは本当は何歳なんですか?と」
 それを聞いた長官さまは、思わず言いました。
「何を言うか、マンガに描かれた少女から、調書を取ることなど出来るわけなかろう!」
 すると一休さんは、にっこり笑って言いました。
「それでは、マンガの少女は本当は何歳か答えられないのですね。それを聞いて安心しました。いくらわたしでも、実在しない女の子の年齢を特定する事は出来ませんからね」
 それを聞いて、長官さまは思わず手を叩きました。
「あっぱれ! あっぱれなとんちじゃ。ほうびをつかわすから、また来るがよいぞ」
 こうして一休さんは、たくさんのほうびをもらって、満足そうに秋葉原へ帰りましたとさ。

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